“押し売り”ならぬ“押し買い”?悪徳業者には注意

悪質な業者する行為と言えば、無理やり消費者に製品を高値を売りつける、通称押し売りが有名です。押し売りが社会問題になった時期もあり、今ではやや沈静化しましたが、まだまだ押し売りを進める悪徳業者は少なからず存在します。ただ、近年新しい手口として登場して来たのが、通称押し買いです。丁度押し売りの反対バージョンであり、消費者の自宅を訪問した時、不当に安い値段で家財道具やブランド衣類、貴金属や服飾小物、パソコンや家電を買い叩く行為と指します。

個人宅から出た不用品を買取してくれる回収業者の中でも、ごく一部ではありますが、そういった押し買いを行うお店があり、一般消費者は注意しなければいけません。押し買いをする悪徳業者の特徴として、分かりやすいのは消費者を脅かす事と品物を貶す事です。「今、私達が買取しないと、この製品は故障して火災の原因になりますよ」や「こんなボロボロの品物、他店だと逆に処分費を請求されますね。うちならサービスで格安で買い取りします」等と一見善意とも受け取れる台詞で、言葉巧みに消費者の不安を煽ってくるのが、押し買いをする悪徳業者の特徴になります。

本当は一万円で売れる物が、悪徳業者に査定されてしまうと、一つ数百円になってしまいますので、たとえ自分から訪問査定を依頼した場合だったとしても、額に納得出来れば、毅然とした態度でNOの意思を伝えましょう。